ヴェリータスのブログ

目指せミニマリスト!

2022/12/28

今年も残すところあと少しとなりました。大掃除の時期でもあります。

私は以前からミニマリスト(自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方をもとに、必要最小限の物だけで暮らす人)にあこがれていますが、買い物も好きで衝動買いも多く、反省しながらの日々です。物が多いと探している時間が無駄、服が多いと衣替えが手間、持っている物も把握できずまた同じような物を買ってしまう悪循環、そして何よりも掃除がしにくいと、今さらながら実感しています。徹底的に隅々まで掃除をしようとすると、細々した物をどかして戻したり、そもそも不要な物を取り合えず引き出しや押入れに詰め込んだりと、本来の掃除以外の活動で疲れてしまいます。

溢れる情報とともに、便利そうな物、役立ちそうな物、効果がありそうな物が次々にあらわれ、本当に自分に必要な物を見失い、結果、掃除で家を清潔に美しく保つという目標が未達成になってしまいます。これって、中高生の学習とそっくりです!多くの学校で基本の教科書以外に、問題集、単語帳、参考書、プリントなどバラエティーに富んだ教材が配布されます。また、塾では専用のテキストや問題集を購入し(ヴェリースでは購入なしです!)、定期的な模擬試験受験で問題用紙を持ち帰り、英検対策用の問題集を購入し、さらに、保護者がよかれと思って参考書や読解問題集、復習用教材まで用意してくれます。例えば、英語の文法はどの参考書でもテキストでも、基本的にはすべて同じです(違っていたら困ります)。それならば、学校で配布されている教材を徹底的に使い倒して理解すればよいのではないでしょうか。持続可能な社会のためにも、紙の無駄遣いはやめたいものです。物に囲まれていれば得られる安心感は、一時的なものです。

学校教材およびその解説を行う学校授業を完全に理解できれば、恐らく定期試験は満点です。満点が取れない場合も、要因は簡単に分析できます。よくあるケースは試験配点の2割程度は、初見問題が出題されるというもの。ここから初めて、応用問題を使った演習になります。

学習も少ない教材を徹底理解する。究極的には、1冊の辞書をすべて覚えれば、単語帳は不要です。ミニマリストは、余分なものが視界に入らないので、余裕をもって考えることができ、目的を達成しやすいのです。学習も同じです。

年末だから大掃除ではなく、これから毎日、生活をそぎ落とし豊かに暮らせるようミニマリストを目指します。中高生の皆さんも、まずは、学校の教科書です。もし、この時期にまだきれいなままの教科書が手元に合ったら、要注意です。すっきりして、新年を迎えましょう。

高3生の指定校推薦入試が無事終了しました

2022/12/9

12月に入り一気に冬の様相となりました。受験生はコロナにインフルエンザにと体調管理が大切な時期です。

ヴェリータスの高校生は推薦入試が多く、基本的には予備校などには通わず英語(および国語)の成績を高め続けることで合格につながった生徒が多かったようです。指定校推薦は、高1から継続して学校成績を高めていく必要がありますが、実際に結果を出せた生徒を見ていると、自主学習習慣が一度身についてしまえば、週1,2回程度のオンライン授業でもどんどんと成績を上げられていました。推薦入試を希望する生徒には、定期試験前の一夜漬けのように生活リズムの波が大きく変わるような学習方法はお勧めできません。つべこべ言わず、淡々と進めて行く、に限ります。

もちろん、国立難関校や医学部など、指定校推薦でも試験が多く課せられ学校の成績だけでは合格につながらないケースもありますが、生徒本人がブレずに志望校や志望学部に向かって進むことで結果につながると信じています。今は減りつつある「浪人」も、芯のある生徒にとっては有意義な時間になることでしょう。今回の合格者は皆「何がしたいから大学にいくのか」を明確に説明できています。目の前の「合格」だけに囚われず、こんな時期こそ、落ち着いて考えてみましょう。ニュースで報道された就職試験の替え玉事件のように、目先の合格というミクロな視点に囚われて人生を棒に振ってしまった学生もいます。

先日、高齢者が幸せに働く村の特集番組で、幸せとは最終的には「毎日笑って暮らすこと」と話していたことが心に残りました。就職試験ごときで逮捕されてしまった学生も、50年後に望むことは「毎日笑って暮らす」ことなのだとうと…。

それでも、今はまず、日本中の大学推薦入試に合格した皆様、本当におめでとうございます!!!

秋うらら、京都へ

2022/11/10

立冬を過ぎてもぽかぽか陽気の中、京都へ。古都京都の紅葉にはうっとり。全国旅行支援も始まり混雑覚悟でしたが、有名観光スポット以外では、人もまばらでゆったり散策ができました。今回は亀岡まで足を延ばし、地元の知り合いにディープな亀岡を案内してもらいました。文化資料館で学芸員さんに亀岡の歴史~現在の街の構造などの説明いただき、何十も点在する文化遺産指定の小さな神社でそれぞれの特徴を教えていただき、亀岡が一望できるスポットにも連れていってもらいました。こんもりとした小さな森に見える場所は、古墳とのこと。知る人ぞ知る亀岡です。明智光秀が城を築き、町を発展させた歴史を背景に、今もまさに神々が宿るような山々や川・池など、静かでのどかな地を訪れることができ感謝です。また、科捜研の女の撮影拠点である京都先端科学大学があったりと多くの映画やテレビの撮影スポットもあるようです。

京都市内では、あちこちで秋のライトアップが行われており、東寺・五重塔からは、442年ぶりの皆既月食+天王星食の夜空も同時に楽しむことができました。(天王星食は肉眼では見えませんでしたが)

渡月橋

渡月橋から

亀岡出雲大神宮

亀岡・出雲大神宮

東寺ライトアップ

東寺ライトアップ

インドの元同僚との再会@東京

2022/10/25

コロナ感染症で規制されていた海外往来が解除され、久しぶりに海外から友人が出張で来日しました。以前、外資系で勤務していた時の同僚で、彼はグローバル・チームでムンバイ(インド)の責任者でした。現在は、別の米系企業でアジアの営業責任者を務めているとのことでした。興味深いのは、ムンバイにオフィスを置きつつ、顧客も商品もインドにはなく、アメリカやヨーロッパの商品を日本をはじめとするアジア、オーストラリアなどの顧客にセールスしているとのことでした。ムンバイが、距離的にも時間的にもアメリカとヨーロッパの間だから、とのこと。

一歩日本の外に出ると、自分が考えもしなかったような状況が常識となっているようで、何を聞いてもワクワクするような楽しい再会となりました。コロナ感染者数が東京では数千人いてまだまだ落ち着かないと話す私に、その友人は「数千人はインドでは誤差の範囲、国はもう数字を公表することはしていないが毎日100万人くらい感染しているよ」と笑っていました。大らかさと国民性の違いに関心しつつ、大笑いしました。

インドでは、大半の国民が英語を話します。他国もほとんど話します。アメリカに行かなくても、イギリスに行かなくても、英語があれば、こんな楽しい時間が、いつになっても持てるかもしれません。私自身は、グローバルなビジネスに長きにわたり携われたことで、現在でも世界中の多くの友人から刺激を受けることができて、本当に幸せだと思っています。

継続は力なり!実感しています!

2022/10/7

ここ2,3日、関東地方では冬のような気温に雨続きと体調を崩しそうですが、そんな中でも、仕事も勉強も精力的に、でも、淡々とこなしている人たちがたくさんいます。

社会人会員:コロナ禍が少しづつ落ち着き、気づいたら会社が買収されて海外に工場を持つグローバル企業になっており、英語を学び続けてよかったと継続して学び続けた成果を感じている方がいたり、英語は若い時勉強していたが自分で文を組み立てて正しい文法で話すことができなかった方が毎週弱点を強化するレッスンを続けたおかげで、驚くほどスムーズに自分から会話を始められるようになり、仕事の幅が徐々に広がったりと、気づかないうちに仕事や生活が良い方へと動いているようです。

学生会員:新しい学期が始まり、それぞれ試験、受験、就活と目の前の課題にひとつづつ取り組んでいます。ヴェリータスでも、中3、高1から淡々と学習を続け、当時はクラスでも下から2,3番目の生徒が、高3になり学年でも上位になるまで成績を上げ、さらに指定校推薦の内定が出ていたり、また別の高3生は指定校推薦が決まっても努力を続け「まだできる」と上を狙い続けたりしてがんばっています。

何かを「し続ける」物事に「淡々と取り組む」ことで、「継続は力」になります。そして、きっとこうした地味な努力は、運や縁をも呼び寄せる力にもなるのかもしれません。あなたの周りにもなんとなくいろいろなことが上手くいっている人がいたら、きっとその人は何かを継続して努力している人なのかもしれません。

国語が苦手な人がこんなに多いなんて…

2022/9/15

主に英語学習を中心に授業を提供してきたヴェリータスですが、特に中高生では英語が苦手だと国語が苦手なケールが多いことを発見!もちろん、日本にいる以上すべての科目は日本語で学ぶことが基本ですから、英語に限らないとは思いますが。

ヴェリータスでは、外国人向けの日本語授業は、直接ご依頼があれば提供して来ていますが、中高生の国語コースは今年度開始。英語同様、個別にそれぞれの学校進度・難易度に合わせて授業を行い、成績向上につなげられる講師をみつけること自体が大変で、私たちは3年間かかりました!そんな講師を歴史息づく奈良でみつけました!英語に加え「実は国語がもっと苦手」とのご相談が夏休みに入る頃から増えています。国語は日本語のため学校授業が全く分からないことはない「感じ」がしますが、試験では点が取れない、なかなか難関な科目です。

大学の先生からは、学生からのメール文章の稚拙さなどの話はしばしば聞きます。社会人になっても、正式な会合で正しく漢字が読めなかったり、顧客に出す報告書の日本語がちぐはぐだったりといった話も…。やはり中高生は、例えつまらないと思っても、国語の勉強はがんばりましょう。ヴェリータスの国語授業は、国語嫌いの高校生からも「いい!」と評価いただいているので、ご興味のある方は体験授業へ!

夏休みが終わり、弾みがついています!

2022/8/30

そろそろ、2学期が始まります。この夏休みは、コロナ感染症の再拡大もあってか、ヴェリータスでは多くの中高生が夏期講習(追加授業)を盛大に受講して、学力を高めていました。1学期までの学校授業の遅れを取り戻すように毎日受講していた中学2年生、夏休み前半は自分で学習して後半に受講を増やして対策していた高校1年生、淡々と自分のやるべきことをこなしていた高校2年生。さらに、アメリカ・カリフォルニアのスクール実施のオンライン・キャンプに参加して、毎日英語漬けでプレゼンテーションやディスカッションに挑んだ高校2,3年生。今回は、留学希望者への留学説明会もアメリカから実施しました!

中高生は、努力した分だけ成果が出ます。正しく学べば必ず伸びます。目を見張るような成果を出せた生徒も、ぼちぼちだけど今までの混乱が解けて頭がスッキリした生徒など、英語学習も国語学習も、夏休みはとても濃い学習期間になっていました。

オンライン授業のおかげで、猛暑でも悪天候でも、コロナ急拡大時にも皆さん、安定して勉強ができました。自宅で学べるから授業後に、家族との昼食や夕食にも間に合うし、友だちと遊びに出かけられるし、さらには、おじいちゃんおばあちゃんの家から受講もできて、大変な勉強もデジタル化で負担は大きく減りました。成績だけ伸ばして、負担が少ない学習方法で弾みをつけて、皆さんの2学期の成績が楽しみです。

真剣に留学を希望する学生増加!

2022/8/18

6/30のブログに他国からアメリカへの留学が低年齢化している状況を書きましたが、この夏、韓国の学生向けに募ったオンライン・キャンプの申込者が全員小学校1,2年生であり、先日、私もその様子を少しのぞかせてもらいました。かわいらしい子どもたちが、文を作ったり、話したりしていました!学習の低年齢化は、日本の外国語教育とは比べものになりませんね…。

今週ヴェリータスでは、高校2,3年生が参加してオンライン・キャンプを実施しています。コロナ禍以降、簡単に海外留学ができなくなったことから、参加者はみな真剣で将来をしっかりと考えているようで感激しています。さすが高校生ですから、英語が得意でもそうでなくても、毎日プレゼンテーションを準備して(アプリケーションやツールの使用もバッチリ)、全員がプレゼンを行い、必ず1つ以上は質問をすることが求められ、慣れないことにもすべて英語でチャレンジしています。今回の参加者には、高校卒業後すぐにアメリカの大学を目指して渡米を考えている方や、大学入学後に休学して留学を考えている方など「なんとなく留学いいな~」「高校の夏休み海外研修あるから、友だちと申し込もうかな~」といった考えはなく、真剣そのものです。

私たちにとっては、授業における指導も留学説明会などの開催など効果的なサービスの提供ができるとても喜ばしい状況です。日本の若者も十分にたくましいと、考えが少し変わった夏になっています!

経験したことが「ある」か「ないか」がポイントです

2022/8/3

東北の高校からヴェリータスのオンライン授業を受け、この春より都内の大学に進学した生徒さんの保護者より、つい最近、留学についてのご相談をいただきました。頑張って志望校に入学し、都内での一人暮らしと塾でのバイトなど、大学生らしい生活を送っている彼が、実は大学在学中にどうしても留学をしたいと言ってきたとのこと。高校時代は私立進学校とはいえ、同級生で留学した知り合いは一人もいなかったたが、大学に入学したら短期留学、ターム留学、1年間留学などを高校時代に経験した同級生が何人もいて、カルチャーショックを受けたらしいです。「留学して人生変わったよ」と聞き、授業でも英語ができる友人を見て、自分も変わらなくちゃ!英語勉強しなくちゃ!と強く思ったようです。東京では多くの私立中高校で留学制度を有しており、地域格差が要因の一つだとは思いますが、こうした機会は自分でも探せるものです。

大学入学後や社会に出てから、後悔しないためにも、今できることを探してやってみましょう!!コロナ禍でこまだ安心して留学ができる環境ではないかもしれませんが、例えば、ヴェリータスで提供している夏休みオンライン・キャンプ(オンライン留学)などは、直接アメリカの学校とつなぎ、現地で毎日高校生や大学生に指導する専門家の講師が、生徒の強みをみつけて、弱みの克服方法を教えてくれます。英会話が好きでなくても、英語を間違って話しても全く問題ありません。生きた英語を浴びるように聞いて、日本語が分からないアメリカ人に言いたいことを伝えたい!という気持ちがあれば大丈夫です。

前出の大学1年生も、昨年、このオンライン留学に参加してくれました。オンライン留学後に、もっと早くから勉強しておけばよかったとコメントしていましたが、こうして大学で留学を真剣に目指し始めることは彼にとっての大きな一歩だと思います。

実際に海外に行き、人と触れて、街を見て、食生活や様々な習慣を直接目にするような体験は貴重ですが、オンライン留学であっても体験したことが「ある」ことは、その後の人生の大きな自信と話題の豊富さにもつながります。体験したことが「ある」か「ない」か、単純ですが大きな分かれ目になると感じています。

涼しい北海道からもアクセスできます!

 2022/7/25

仕事も兼ねて北海道に行ってきました。新函館北斗駅まで新幹線が伸び、東京からわずか4時間あまり!北海道旅行は飛行機が一般的で、空港は早め人到着したり、乗降に時間がかかったり、国内線といってもなんとなく不便さを感じていました。列車の旅は、東北の景色や青函トンネルなど、途中も旅の雰囲気を味わうことができます。札幌にも特急で移動し、時計台や大通り公園には行ってきました。

お天気はすっきり晴れとはいきませんでしたが、湿度が低くさわやかでした。東京が連日猛暑日の中、寒いくらいでした。束の間の避暑でした。最近では梅雨のない北海道も大雨に見舞われ、さらに、今は第7波で急拡大するコロナ感染症で、なかなか旅行も安心して行ける日が来ませんね~。せっかくの北海道も外食などはなるべく控えて、出来る限り外で過ごしました。広いです!

新幹線も通り気楽に行けるはずが、難しい面も多い状況ですが、地元人々との交流が何かしらの形で持てるだけでも、楽しみが増えますね。ヴェリータスの国語講師は奈良県在住ですが、事件や天候悪化をニュースで観れば心配にもなりますが、オンラインでの打ち合わで、ふと「奈良弁」(関西弁?)に触れるだけでも、私は、得した気持ちになります。インターネットのおかげで、地球全体が近くなっていますが、直接話すと(オンラインで十分です)その地その地で生きている人たちの生活を垣間見る、触れることができる気がします。実際に行くことが一番楽しいけれど、容易に行けないこの時間を有意義に過ごしたいです。

お土産は地元の人に教えてもらった国稀酒造さんのカップ酒とお約束の白い恋人です。

札幌時計台

日本最北国稀酒造さんのカップ酒。
カップもかわいい

他国の英語教育の低年齢化に衝撃!

 2022/6/30

アメリカ・カリフォルニア州の提携語学スクールの担当者から「衝撃的な事実!」とメールが届きました。この夏のオンライン・キャンプ(2020年から夏休みや冬休みに実施しているヴェリータスの中高生のためのオンライン留学)の打合せを始めたところでした。コロナ禍での規制が緩和され、各国からの中高生留学の入学手続きを開始、日本人と他国の生徒の問合せの年齢があまりにも異なることにショックを受けたそうです。ヨーロッパや韓国の留学希望者の低年齢化に「衝撃」とのこと。韓国からアメリカの大学を目指して留学を希望している最年少の生徒は、なんと8歳!オンライン面接を実施したところ、英語力の高さにさらに「衝撃」とのこと。日本からの留学生は、高校卒業後大学入学準備のために半年程度英語を学び、秋に入学するケースが多く、早くても高校生の途中で留学をして準備する生徒が大半です。その上、大学入学後もESLなどの外国人向け英語科目の履修を行うケースも多いです。しかし、最近では、ヨーロッパや韓国の生徒は、中学生で留学し英語は高校生で十分なレベルとし、大学では専門分野での履修を行うことが主流となっているようです。

現地の担当者曰く「日本の国際教育、英語教育が大幅に後れていく危機感を感じている」とのことでした。日本にいると、いまだに、どこの大学を受験するか、そのためにはどこの塾に行くか、などが最大の関心事になっていますよね。「環境」とは、こういうことをいうのですね。知っているか知らないか、周りに教えてくれる人がいるのかいないのか…。井の中の蛙ですね。

ヴェリータスのオンライン・キャンプは、ほんの1週間弱のプログラムですが、今生きているアメリカの現状を目の当たりにする、日中現地の高校や大学で教えていた講師に数時間後に教えてもらえる、大きな「環境」があります。参加したし人にしか分からない「達成感」「ステップアップ」をぜひ、感じてもらいたいです!少しでも世界に近づくために。

越境教育とギャップイヤー

 2022/6/10

大人の学び直しやリカレント教育は、人生100年時代に向けてよく聞かれますが、最近、定年をまじかに大学院に通う友人から「越境教育」について聞きました。越境教育とは、普段勤務している会社や職場を離れ、異なる環境で働く体験をすることで新たな視点などを得る学びのことで、他社留学、社外留学とも呼ばれているようです。その友人は、もっと若い時に、1年間外に出て視野を広める機会があれば、もっと違った人生(さらによい人生)になっていたと思うから、これからの人にはぜひそうした機会を持ってほしい、そのために自分は学んで役に立ちたいと言っていました。まったく同感です。ただ、バブル期も就職氷河期も、日本のビジネス界にはそんな概念すら存在しなかったのでは?

社会人になってからはもちろん、高校から大学への進学時に、欧米ではよく聞くギャップイヤーを取り入れてもよいのでは、と個人的には思っています。みんな一緒に進学する日本の高校で「ギャップイヤー宣言」は勇気がいりますが、どこかの時点で「みんな一緒」から外れると気も楽になり、今まで見えていなかったことも見えてくるものです。ギャップイヤーは、親御さんの理解さえあれば表面上は「浪人」として過ごせます。浪人生は予備校で朝から晩まで勉強することが本筋なのかもしれませんが、少しゆとりを持って、一人旅をしてみたり、読書に明け暮れたり、外国語にチャレンジしたり、楽器を弾いたり、一人でできる運動をしたり…、と夢が広がりませんか?受験が心配なら、せめてゴールデンウィークまでと期限を決めてみるのもよいかもしれません。高校3年生になったらよく家族で話し合って、2年計画で考えてみることもできるのでは?ただし、受験から逃げるためのギャップイヤーは、なしです!意味のある1年にするためには、意味のある

ブログ開始1年!

 2022/5/27

自分の思いを自由に綴りたいと思って始めたブログですが、あっという間に1年です。

コロナ感染症の拡大で、英会話を含むあらゆる学びがオンライン化でお手軽になりました。移動が大変な大人の方や、小さなお子さんを抱えた保護者の方、お仕事が忙しく対面レッスンは休みがちだった方も、学びを続けられます。授業時間も早朝や夜間など、移動がないため融通が利くようになったことは、教える側にとっても大きなメリットになっています。

先日、福祉系企業の経営者とのお話で、オンライン化ができない業界・仕事は物理的にできることが限られてくるため、働く側にとってもストレスが溜まるとおっしゃっていました。「オンライン」が常態でなかった3年前には誰も疑問を持たなかったことが、今では、世の中には、従業員が家族との時間を過ごしながら利益を上げている会社があることや、FIREやアドレスホッパーと呼ばれる自由に好きな場所で好きなことをしながら暮らしている若者の存在があることを知り、うらやましかったり不公平だと思ったりする人もいるでしょう。反対に、自宅で一人でオンライン作業ではなく会社で同僚と一緒に働きたい、みんなでワイワイと過ごしたいと思う人たちもたくさんいるのでしょう。

だから、様々なことがカテゴリー化され、その中でついつい自分と比べてしまいがちですが、自分はなぜそう感じるのかと考える時間を持つことで、少し不安から抜け出せるのでは? ブログを書くことは、そんな自分の頭の中を少し整理することに役立っている気がします。

GW中の保護者のお悩み

 2022/5/21

コロナ規制のないGWで観光地は混雑していたようですが、ある生命保険会社の調査では今年のGWの過ごし方No.1は「家で過ごす」とのこと。ヴェリータスでは、特に中高生の皆さんは、GW中に少しでも先に進められるようたくさん受講していました。

がんばっている子どもたちの親御さんは、新年度になりお悩みも多いようで、個人的なママ友はもちろん生徒さんのお母様方と色々と話したGWでもありました。コロナで世の中が大きく変わり、自身の働き方も変わった方も多く、さらに、ウクライナ情勢による景気への悪影響など不安要因ばかりで、子どもたちの進路についての考え方が揺らぎつつあるようです。今までは、偏差値の高い大学、名前の知れた大学に進学してほしいと、自分たちの生きてきた価値観で考えていたものの…、来年どうなるのかすらわからない現状に「本当にそれが子どもの幸せ」なのか皆さん悩んでいるようです。

正解はないので、一人で悩まず、まずは、似たような状況にある友人などと話してみることだと思います。私自身も、悩みは小さいうちにあちこち友人や知り合いに話してみています。そして、偉業を成し遂げた学者やアスリートがみな口をそろえて言うように、まず目の前のことを一つずつコツコツ努力することが最善策だと思っています。子どもたちには、学校の授業にも受験勉強にもしっかりと向き合えるような環境を作り「困ったときには相談にのるよ」と落ち着いたスタンスでいることがよいかと思います。夢を大きく持つことも、不透明な時代には大切かもしれませんし、小さな達成感で喜びを感じられることも大切だと思います。

お母様もお父様も一緒に悩みましょう。子育てはいくつになっても悩みの連続なんでしょうね!親御さんも、まずは目の前のことを。

新年度ヴェリータスは京都からもオンライン・レッスン!

奈良興福寺
奈良東大寺
京都西本願寺
京都鴨川

 2022/4/7

新年度のレッスンは、桜満開の京都からも!ここ数日ぽかぽか陽気の中、多くの大学が授業を開始しています。今週は京都にいます。すぐ近くに同志社大学や京都大学があり、新年度を迎えた学生のみなさんで活気づいています。

昨日は、奈良でヴェリータスの国語担当講師と奈良公園のカフェで打合せです。鹿はのんびり桜は満開で、穏やかな打合せになりました。話の中でも和歌や百人一首がさらっと出てきて、紀貫之の詠んだ梅の木が近所にあり、生徒さんには写真を見せて教えたりしているそうです。奈良から古都の息吹を感じ、穏やかな奈良弁で熱い指導をしてくれます。修学旅行もコロナの影響で中止になっていますが、長年にわたり日本の中高生が京都奈良に行く理由が分かりました。

受験の終わった大学生も、チャンスがあれば高校生も、今度はひとりで学びの旅に出てみてはいかがでしょうか。

一部授業は、京町家から実施しています。
(写真は左から、奈良の興福寺・東大寺、京都の西本願寺・鴨川です。)

桜の季節に…あたりまえのオンライン・レッスン

 2022/3/29

先日、オンライン英会話レッスンのプラットフォームの開発会社の方とお話をしていたら「オンライン・レッスンがあたりまえな現在では、サービスの差別化が大切です」とおっしゃっていました。そっか、世の中ではオンライン・レッスンって普通なのねと、ちょっと安堵。

コロナ禍をきっかけに、学習の継続と効率化を優先しオンライン化に踏み切ったヴェリータスでは、対面授業かオンライン授業か、ずいぶんと悩んだものです。大学のように学習以外に、キャンパスライフといった出会いやサークル活動、図書館、ホールなどの施設の活用なども大切な4年間では、完全にオンラインになったら悲しすぎますね。でも、ヴェリータスは英語力を上げることが最大の目標です。「あたりまえ」のオンライン・レッスンを最大限効果的に提供することが、今の私たちの使命ですね。オンラインだから、感染症の心配なく、濃厚接触者になっても(無症状であれば感染していても)受講は継続できます。

 オンライン・レッスンだからあいまいさが許されない、オンラインだから声に出さないと伝わらない、特に中高生の授業では、保護者が授業の様子を見ることも可能です。子どもが喜んで塾に行くからよかったと思っていたら、塾でアニメ好きの先生と一緒に時間いっぱいマニアックな話で盛り上がっていた、な~んていう話はよく聞きます。自宅での授業は密室にならず、透明性の高い、生徒も講師も安心安全な(政治家みたいですが…)授業ができます。

 まだ「あたりまえ」になっていない方は、桜の季節に、オンライン・レッスンで何かにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。今年の桜がこの先ずっと胸によみがえるものとなりますように!

卒業式シーズン

 2022/3/8

三寒四温。本来は冬の季語ですが、今ではちょうどこの時期を表すようになっているとのこと。梅が香り、早咲きの桜が咲き、新しい生活が始まるワクワクとドキドキの季節のはずが、長引くコロナ禍、ウクライナ情勢など、晴れやかな気持ちとはいきませんね。

多くの高校では「各家庭1名の参列」の条件付きで、校歌斉唱や吹奏楽部のお祝いの演奏などがないまま卒業式が終わり、大学でも日程や時間を分散しての開催や謝恩会・パーティーなどの中止など、静かな卒業式になりそうです。

新しい生活様式といわれ早2年以上の月日が経ち、大学進学も情報系、就職もIT系企業は人気が高く、実際に多くの大学ではオンライン授業は一部継続、企業もリモートワークを推奨しています。テレビの報道番組も臨機応変にリモートで有識者やコメンテーターが出演しています。こうして、徐々に適応していくことは日本人の特性のような気がします。物事の先陣を切ってチャレンジしたり、重要な決断で瞬発力を発揮するようなことは、もしかしたら苦手な人の方が多いかもしれません。

声を発しない静かな卒業式があちこちで普通に行われています。私も先日、しーんと静まり返った卒業式に参列してきました。「普通に普通のことを一生懸命にやる」日本人のすばらしい特性について、以前、厚生労働省の専門家から伺ったことがあります。

コロナ禍が続いても政情不安で生活が多少不安になっても、卒業シーズンを静かに迎え、それぞれの道(希望通りの進路であっても、そうでなくても)に向かって、少しずつ進んでくような春になればと思っています。普通にがんばっていきましょう!

共通テストについて考える

 2022/2/18

今年の共通テストは、コロナ感染症や刺傷事件により厳戒態勢の中の実施となりました。また、同日に高1,2年生(中3生)も同試験を当日模試として受験しています。

2/7に大学入試センターより平均点の最終集計が公表されましたが、共通テスト2年目の今回は、全体的に難化しており高得点獲得が難しかったようです。英語は、実用英語やリスニングが重視され、出題内容もセンター試験から大きく変更されています。リーディングは発音やアクセントの単独問題はなく、長文読解中心で全体でページが増加し、読む量も圧倒的に多く、必要な情報を取得して処理する力を問うような出題が目立ちました。一方で、英文自体や設問は比較的明確なものが多く、実践練習を積んでいれば、処理にかかる時間が短縮されたことなどから、平均点は例年並みだったのだろうともいわれています。

最近の大手予備校の分析によると、共通テストで高得点を取るためには、難関私立大学入試並みの学習が必要となるとのことです。私立大入試対策の他に、別途、特別な学習が必要になるのかもしれません。

では、どこを受験するために、特別な学習をしてまで共通テストが必要なのでしょうか。
まず、昨今の入試傾向では、難関大学でもAO・推薦経由での入学が過半数とのデータも出ています。大学も入学してほしい学生像を明確にし、変革し始めているようです。ここでは、共通テストはおろか科目別試験のない場合も多く、学校成績の評定と小論文や面接がメインとなります。また、共通テスト出願で「検定料を抑えてチャンスが広がる」と大学側は広告していますが、例えば、MARCH(明治、青山、立教、中央、法政)入試では、共通テスト出願のボーダーラインは高く、一般入試に比べてハードルが高くなっています。

受験生は志望校・学部などを検討する際に、大学受験における共通テストの位置づけをよく考えてみましょう。
また、中学生や高校1年生で、共通テスト模試ができなかったから「大学に行けない」と悩むことは、無意味です。

共通テストの難化傾向、推薦入試の増加傾向、外部検定試験の活用などを総合的に考えると、私立大学への入試を落ち着いて合格に導くためには、以下のように考えてはどうでしょうか。

  1. 高校授業を確実に理解し、高い(適切な)評定を維持することでAO/推薦入試に対応
  2. 私立大入試は、共通テスト利用ではなく一般入試で
  3. 英語の外部検定試験の適切な時期の合格・スコア確保で、外部検定利用型を活用


国公立大志望者は共通テスト受験科目も多いため、例えば、英語科目を早めに仕上げ、文法・単語を高2までに終え、共通テストのリーディング問題のような長文読解を数多くこなして慣れておくとよいでしょう。高3で、2次試験も考慮して、バランスよく必要な科目の学習に充てられれば、大丈夫です。

「何でもかんでも出願してみる」ではなく、自分の希望を叶えられるように勉強してください。
周りの動きや溢れる情報に振り回されず、安定した受験期間を過ごしましょう。あなたが入学できる大学は1校だけです!10校も20校も出願する意味はありますか。

今日は立春。新しいことを始める良いタイミング!

2022/2/4

旧暦では、立春が一年の始まりと考えられており、新しいことを始める良いタイミングらしいです。このところ英会話を始めたい、というお問合せが増えているのも、新しい季節だからでしょうか。

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で、戦前に始まったラジオ英会話放送が1970年代にも続いていることを知って、主人公が驚くというシーンがありました。どんなことでも、継続は難しいものです。最近のラジオ英会話は、会話の内容も工夫が凝らしてあり、使えるよう表現満載な上に、やはり質が高い英語が学べるすばらしいツールです。スマホでも聞けます、しかも、無料で!

 英会話を週1回何年もわたり続けて学んでいるヴェリータスのお客様は、皆さん、上達しています。個人差はありますが、確実に自分の伝えたいことを英語で「文」で表現できるようになっています。細々とでも続けることが大事ですが、まず、第一歩は始めることです。「始めて、そして続ける」いつの日かふと気づいたら、英会話ができるようになっていると思います。

コロナ感染症に明け暮れた2年間、そしてまだ先が見えない今ですが、この春には自分の一歩を踏み出してみませんか。
冬期オリンピックも開幕です!!

共通テスト終了

2022/1/17

受験生の皆さん、共通テストおつかれさまでした。丸2日間、受験していた生徒も、私立大学入試用に必要科目のみ受験していた生徒もそれぞれですが、これから残りの1ヵ月間、引き続きがんばりましょう。

 初日の東大本郷キャンパスの受験会場で事件では、ヴェリータスからも東大で受験の生徒もおり、とても心配でした。被害者も周りで目撃した生徒も、本当につらい経験になってしまいました。また、東北地方のヴェリータスの生徒さんは雪で開始時刻が遅れたり、2日目は「津波」警報で影響を受けたりと、被害も地球規模ですが、私たちの心配も全国規模です。

 大学に合格して一歩進むことも大切ですが、いざという時に、冷静に対応できる判断力や忍耐力、そして心の強さも鍛えて行かなければなりませんね。親世代の大学時代には考えられなかったような災害や被害(コロナなど、まさに!)にも、しなやかに対応して、幸せに生きていくすべを身につけていくことが大事なのかもしれません。

今は結果がすべてと感じるでしょうが、人生は思ったより長いです。色々なことが起こります。そんな通過点だと考えて、受験の最終日まで、がんばってください。

あけましておめでとうございます

2022/1/11

元旦は近くの小さな川にかかる橋の上から、初日の出を拝みました。赤く輝く太陽と、冷たい空気に、身も引き締まる思いでした。

年明け早々オミクロン株の拡大や大雪と色々ありますが、ヴェリータスでは、受験生は集中して本番に向けてがんばっています。また、大人の方はさらなる英語力アップを新年の抱負とし、今年の初回アメリカ・オンライン・レッスンに早速続々とお申込みいただいています!

留学や海外旅行はまだまだですが、英語の学習を通して世界を見てみる1年にしてみてはいかがでしょうか。
私も新年のあいさつや仕事の打合せで、海外の友人や仕事仲間と話しをしましたが、みな、コロナに負けずそれぞれの人生を着々と歩んでいて励みになります。特に、アメリカでは家族を大切にする傾向がより強くなっている気がします。学生時代からのアメリカ人の友人は、経営していた会社を信頼できるパートナーに売却し、これからは奥様とゆっくり時間を過ごすとのこと。彼はまだ50歳ですが、子どもが巣立った後夫婦で新しいことにチャレンジするには良いタイミングですね。

 ヴェリータスでもオンライン・レッスンが中心となり、皆様の時間に少しでも余裕が生まれ、家族と過ごす時間や自分と向き合う時間が増えてくれていると嬉しいです。

皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

京都へ行ってきました

2021/12/24

静かなクリスマス・イブを過ごしています。

JRCMで「そうだ京都へ行こう」と桜や紅葉の時期に、美しい京都がテレビに映し出されますが、久しぶりに京都に行ってきました。友人が、100年以上前に立てられた京町家ゲストハウスを運営することになり、準備中に尋ねてみました。コロナ以前には、インバウンド需要で、大人気だった京都やゲストハウスもしばらく休業で、最近友人が新しい運営者に!

京都御所近くの素晴らしい立地で、まずは、ヴェリータスの生徒さんの志望校でもある同志社大学や京都大学を訪問し、歴史の重みをしみじみと感じました。しっかりと天満宮で合格祈願もしてきました。

銀閣寺、南禅寺に加え水路閣や蹴上インクライン、平安神宮、二条城、相国神社、吉田神社、哲学の道、晴明神社など、歩くだけで数々の文化遺産に出会えます。混雑しそうな金閣寺や清水寺の訪問はしませんでしたが、やはり次は訪れたいですね。京セラ美術館、京都市美術館、野村美術館は通り過ぎただけでしたので、こちらも時間を取ってぜひ行きたいです。

 地元に知り合いがいるだけで、単なる旅行ではなく学習の旅、触れ合いの旅になりました。感謝です。

 師走の過ごし方

2021/12/4

2021年もあと1ヵ月、今年もまた時の流れのはやさに驚いています。若者でも今年はアッという間に過ぎたと感じているようなので、新しい生活様式のせいでしょうか。オミクロン株で、また先が見えにくくなっていますが…。

だからこそ「コロナの影響」は忘れて、臨機応変に対応できるよう自身の考えを変える訓練をしていこうと思っています。この年末は、いつもより丁寧に掃除をして家の中のデトックス、スマホの代りに本を読んでデジタル・デトックス、自宅時間だからこそできる食生活の見直しで体のデトックス、ついでに不安な気持ち捨てて心を整えるメンタル・デトックスなど、すっきりとシンプルな暮らしをスタートしたいと思っています。特別なことをしなくても、意識するだけできる無料のデトックスです(笑)。

人と比べず、自分の価値観を生活の基礎にできれば幸せですよね。語学を学ぶ、他国の人々の暮らし方を学ぶことは、その参考になります。明日は何が起こるか分からない、でもよい日にしたいので、師走は心も体も整えて来年に備えましょう。

これからの英会話レッスンは「趣味」から「挑戦」へ!

2021/11/27

コロナ以前は、大人のはじめてみたい習い事の1位は「英会話」だったようです。コロナ禍で自宅時間が増え、最近は「楽器」が人気のようです。語学習得は依然として人気ではありますが、社会人のキャリアアップ目的が増え、海外旅行やサークル的な趣味としての希望は減っているようです。

まだしばらく気楽に海外には行けないようで、旅行好きには我慢が続きますね。ただ、海外旅行で使う英会話は、すでにコロナ前から、IT化やAIの発展により、一言も英語を話さずにホテルのチェックイン/アウトができ、買い物もアプリで支払ができ、道案内もスマホ地図があり、直接話す必要性は減ってきていました。

学生には、日常会話のみならず文法・読解・作文などを含めた4技能が求められています。反面、日常会話すら必要がなくなってきている大人の英会話は、これを機に「趣味」から「挑戦」に変えてみてはいかがでしょうか。例えば、もう一度学生時代にあいまいだった文法を勉強し直す、日記や作文を書いてみる、小説を読んでみる、映画やドラマで聞き取りをしてみるなど、挑戦をする学びは充実感が得られます。

ヴェリータスの生徒さんの中には、50代で英検1級にチャレンジしたり、海外顧客とのオンライン会議で通訳を通さず商品の概要説明ができるよう作文に挑戦したりしている方もいます。大人になっても少し高めのハードルを課しての学び直し!「リカレント教育」が勧められる中、「挑戦」する大人の学び直しで生涯現役時代を豊かに生きましょう。

これからが本当の新しい生活様式?

2021/11/12

衆議院総選挙を目前に感染者集が激減し、11月に入っても落ち着いた日々が続いています。やっと長いトンネルから抜けたような気もしますが、第6波への懸念など不安はまだまだ残っているようです。

規制緩和後もなかなか飲食店には客足が戻らないとのニュースも聞こえてきますが、「全く同じように戻る」ことはいつの時代にもなかったのではないでしょうか。人々の生活習慣が変わり、今までニーズのなかった商品やサービスが売れたり、オンライン会議やアバターの出社など想像すらしていなかったことも次々起こっています。

 2、30代の45%が都市部から地方へ移住を考えているとの統計もあり、テレワークができることで、自然が多く家賃も安い地方で暮らしたいと考えているようです。すでに250程度の会社が首都圏を脱出して地方で業務を開始しているとか…。就活中の学生だけでなく、働き方を見直すよい機会かもしれませんね。

私も仕事のほとんどをオンライン化し、出かけるときは友人と会ったり、山歩きをしたりと楽しんでいます。また、時間ができたことで、親の介護を少し丁寧にしてみたり、子どもの学校や受験について時間をとって考えてみたりと、今まで忙しさでなかなかできなかった「人間らしい」生活ができるようになっています。こんな生活が待っていたとは、倒れるまで働いていたサラリーマン時代からは想像もつきません。まさに「新しい生活」ですね!

おうち時間は、立ち止まるための時間であったのかもしれません。みんながストレスをなるべく溜めず暮らしていけるといいですね。

小児がんについて専門家の講演を聞きました

2021/10/27

私の参加しているボランティア活動の関連で、小児がんについての医療講演会にオンラインで参加しました。小児がんは80%以上が治癒するという医師の話に、ほっとしました。日本の少子化を少しでも解決するためにも、生まれてきた子どもたちの命を守り、長生きしてこの国で社会活動をしてもらうことが大切であるとの講演者からの話は、目から鱗が落ちた気持ちでした。

研究のために時間を割いている臨床医などの医療関係者をはじめ、小児病棟では、学校・教育機関、保育や福祉関連の人々、そしてボランティアなど様々な分野の様々な人々がチームになってサポートする必要があるとのことです。国の宝の子どもたちを守るために、小さな活動でも集まれば大きな力になります。

ヴェリータスで、多くの中高生の英語学習のお手伝いをしています。病院で長く過ごさなければならない子どもたちには、良くなって勉強ができる日が1日でも早く来ますように、微力ながら私はボランティア活動を続けていきたいとあらためて思いました。

渋沢栄一と飛鳥山

2021/10/19

緊急事態宣言も解除され、感染者数も減少し、しばらくお休みしていた美術館・博物館・公園巡りを再開しました。大河ドラマの影響もあり、飛鳥山と渋沢栄一関連の資料館や博物館を訪問しました。この国の経済の礎を築いた渋沢栄一の熱量の高さを垣間見ることができ、また、自由奔放に生き、91歳で亡くなるまで様々な活動を続けていたことに、改めて驚きました。

今度は、深谷の資料館も訪問したいです。農民の出であることが彼の強さ、図太さであったのではないかとも思います。何より印象的なことは、江戸時代に渋沢栄一の父は、農家でありながら男女の別なく子どもたちに学問を教えたとのことですから、周りに流されない信念を持った親であったのでしょう。空気を読むことが期待され、同調圧力が強いといわれる日本でも、過去に学べば見えてくる未来はありそうですね。

これから受験シーズンです。受験生の親は周りの情報に翻弄され、子どもとともに不安も心配も多くなる時期ですが「ブレない」ことがその不安を軽減させてくれるのではないでしょうか。かくいう私も高3生の親です。がんばりましょう!

オンラインで学習を継続!

2021/10/11

10月になってもまるで真夏のような暑さで、ますます異常気象を感じます。「日本沈没」がドラマでスタートしましたが、フィクションとは言えないほど現実に近い気がして怖いです。次々に台風が近づき、先週は関東地方で大きな地震で、公共交通が大混乱していました。昨日は、JRの変電所火事で10路線が止まり、自然災害ではないものの人々の行動に大きな影響を与えました。

テレワークが浸透し増益を続ける企業がある反面、出社が必要でこうした災害は企業利益にとってもマイナス面が多いと言えます。そんな中、仕事以外、学校以外での英会話や塾勉強は、オンライン化の進んだ今、こうした混乱に影響されずに十分続けられる学びです。オンライン学習で継続を!ライバルたちは、スキマ時間を活用してでも成績を上げています。

オンライン環境が整っていないことが理由なら、今から整えましょう。この先、スマホ、タブレットそしてWi-Fiを使用せず生活していくことは、難しくなるのですから。次のボーナスで!お小遣いを貯めて!どのような状況になっても、可能な限り学習を続けられるように準備しましょう。

中秋の名月と彼岸花

2021/9/22

8年ぶりの満月」と聞いて、今までずっと中秋の名月は満月だと思っていたことが少し恥ずかしかったです。昨夜は真ん丸なお月様がよく見えました!以前はススキを飾ったり、月見団子を準備したりしたものですが、最近ではすっかりシンプルな暮らしになってしまいました()

コロナ禍ですが、月の満ち欠けはもちろん季節になると咲く花々にほっとします。この時期になると毎年、彼岸花が散歩道に咲き、芙蓉の花と美しいコラボレーションを見せています。地球温暖化の影響で、自然の脅威を感じることも多いですが、美しさや力強さを感じることもそれ以上に多いですね。毎朝の散歩道で秋を感じ、窓から指す月の明かりに心を落ち着けて、過ごせる日本の秋に感謝しています。

オンライン授業は対面授業以上に「対面」です!

2021/9/15

2020/4、初の緊急事態宣言下、ヴェリータスでは、英語の授業を続けるためにオンライン化に踏み切ってから早1年半!マンツーマン・レッスンが主流のため、スムーズに移行に成功しました。大人の英会話では、趣味ではなく真剣に仕事で必要な社会人の方に受講を継続していただいており、テレワークの合間の受講、旅先や出張中の受講、早朝や夜遅くの受講など、オンラインならではの効率を追求して進めてきています。

 中高生の授業では、画面対画面の距離はわずか30cm程度です!こんなに近距離で授業をすることは、物理的な対面授業では不可能です。近い!ことは集中につながります。この1年半の定期試験や英検等の成績、読解や文法理解、音読の上達など、項目別に分析をしてきていますが、軒並み理解力はアップし成績は向上してきています。特に、中高生はテクノロジーへの適応が速いため、オンライン授業でのシェア板書を活用し、英作文は時間外にメール添付で講師に送信し、LINEを使って気楽に自主学習中に質問をしてきたり、多様な学習方法の利点を享受できています。

 塾に通って講師と直接話すことが効果的と言われますが、日本の中高生は学校でも塾でも授業中は「静か」いや「寡黙」です。ガンガン質問して、講師と議論して…なんていう授業は、帰国子女クラスでもない限り聞いたことありません。でも、それがオンラインだと可能なのです。講師との間に流れる空気がないため、マイクを通して発言しなければなりません。目配せしたりうなずいたりの意思疎通ではなく、自ら話すコミュニケーションをしなければなりません。子ども部屋に聞き耳を立てているお母様方からは「真剣に取り組んできる声が聞こえてきます」といったお話を聞きくのもそのためです。

 ビジネス界では、オンライン営業だけで何億円にもなる案件を受注してくる会社もあるそうです。億単位のビジネスが成立するオンライン・コミュニケーションをヴェリータスではフルに活用しています!

地理が分からないと英語ができない?(中高生編)

2021.8.31

何でもネットで検索でき、外国も日本もないような社会になっているからか、海外に興味のない中高生が増えている気がします。英語の試験では多くの長文が海外の文化や社会についてのものや、地域や環境に焦点をあてたものが多く、興味がないだけならまだしも。地理が分からない時点で長文読解が困難になります。

 聞いたことのない国、そもそも地名なのかもわからない「単語」の出てくる英語を読むことは苦痛です。日本語でも同じかもしれませんが。特に進学校といわれる学校では、早くから大学受験に向けて合格確度の高い授業構成が組まれることがあり、難関国立でも受験しない限り、地理は科目としてあまり人気がないようです。小学校でどれだけ勉強するかが勝負になってきますが、小学生で海外を見る視点と高校生での視点とでは違いすぎます。

 国際性をイコール英語力ととらえる風潮も一部にはありますが、外国に憧れる、知らない世界を見てみたい、といった思いが昔ほど強くない現代の中高生には、せめて地理を勉強して欲しいと思います。英語の長文読解もずいぶんと楽になりますよ!

ワクチン接種してきました。生活が元に戻ることはあるのでしょうか?

2021.8.11

コロナ感染症が急拡大の中、ワクチン接種してきました。ワクチン接種開始の早かったイギリスやアメリカを見て経済も復活し元通りの生活もあるのかも?と思った人も多いのではないでしょうか。最近のデータではデルタ株に置き換わり、ワクチン接種も無敵ではなさそうです。 コロナ禍が始まり早1年半以上、大手企業でも地方へ本社機能を移転させたり、都心の自社ビルを売却したり、IT系企業はすぐにテレワーク体制を整えたり、また、多くの外資系企業(コロナ以前からテレワークが導入されていた)では、自宅から働きしっかり収益を上げています。私も米系企業に勤務していた時代、今から10年以上も前になりますが、週1回のテレワークで問題なく働いていました。欧米では「新しく」はないですね() 

コロナのようにどうしようもないことは、他にも地球温暖化による気候の異常変動など世界レベルでも多発しており、医療従事者やその他エッセンシャルワーカーと呼ばれる方々に、負担を強いてこのまま見ないふりして生活してはいけないのではないでしょうか。 新しい流れに適応できない人はストレスを強く感じて、不満が爆発することもあると、ある臨床心理士が話していました。今こそ適応力、柔軟さが求められる気がします。仕方のないことには固執しない、年齢に関係なく、ちょっと新しいことに挑戦してみることもストレスを減らして生きて行くためには大事かも。

 断捨離でも「1年間着なかった物は処分」というルールがよくありますが、1年半を超えてしていた生活はもはや「新しい」でも何でもなく「日常」です。航空業界、ホテル業界、観光や飲食業界にも友人がたくさんいますが、彼らの多くは現状を受け入れ、例えば、転職して新しい職場でそれなりの地位を築いたり、カラオケ店のオーナーはコロナ発生後わずか数ヶ月で店を閉めて新規ビジネスを立ち上げたりと、固執しないことですでに順調な生活を送っています。

 私は長年仕事や子育て、親の介護に追われてゆっくりと自分のための時間を取ることができませんでした。でも、オンライン化のおかげで、初めて働きながら「人間らしい暮らし」ができています(笑)。オンライン講演会でルネッサンス時代の美術について学んだり、WEBINAR(オンライン・セミナー)に参加して新しいテクノロージーやマーケティングについて最新情報を入手したり、ヨガやピラティスで体を整えたり、海外映画をゆっくり観たり、毎日が充実しています。無料で参加できるものもあり、次はオンライン座禅に参加したいと思っています。

 パソコンがあれば、いやスマホがあれば世界が広がる、とても恵まれた環境にいます。「元に戻る」ことを望むのではなく、疲れ切らないように流れに身を任せてみてもよいのではないでしょうか。一日でも早く、1年半以上闘い続けている医療従事者の方々にのんびりと休暇を取ってもらえるように、今はみんなで協力して感染者数を減らしましょう。

スマホ依存は親から学業への過大な期待が原因のひとつ?(中高生編)

2021.7.27

714日付読売新聞に「依存社会:スマホ」特集が掲載されていました。今日、ほとんどの中高生がスマホを保有しており、もはや生活に欠かせないものとなっています。個人的には、疑問に思ったことがその場で調べられるし、仕事も必要な連絡もサクサクと済ませられる素晴らしいツールだと感じています。その上、写真も撮れて、文章も書けて、録音もできるとなど「できる」こと尽くしです。

中高生ではゲームやYouTubeで、平日34時間、休日67時間はスマホを見てしまうというデータもあり、依存症も社会問題となってきています。国立精神・神経医療研究センターの松本氏は「スマホに強く依存してしまうのは、学校になじめない、両親から学業で過大な期待を寄せられるなどのつらさから目をそらすためであることも多い。自己肯定感を得たくてスマホなどのゲームにはまることもある」と指摘しています。

昨今では受験に向けての学習開始時期が早まり、中学生からすでに大学受験を見据えた学習を始めたり、早い段階で進路を考えなければならなくなってきています。また、塾や模試でいつも成績が開示され追われるように勉強をし、合間を縫って部活動をするような中高生が多いことも事実です。その上、家では親から「もっとがんばれ」「さらに高い点数を取れ」などと、親としては励ましのつもりがプレッシャーになっているのではないでしょうか。

ヴェリータスは英語の専門塾ですが、生徒の親の世代では英語ができなくて苦労した方や、自分たちはできないので娘・息子に期待をしている方も多いです。気持ちは分かりますが、子どもさんに真剣に向き合うなら、親御さんも一緒に英検受験してみてください。どれほど大変なことに子どもたちが挑戦しているか分かります。私の友人で50代後半ですが、英検1級にチャレンジすべく勉強を開始した方がいます。子どもたちのつらさが分かります。

 松本氏曰く「大人は、依存は子どもの生きづらさのサインととらえ、子どもへの関わり方を見直したり、リアルな世界で楽しさを見つけられたりできるようにすることが大切だ」とのこと。お子さんがスマホ依存症かも?と思ったら、立ち止まって考えてみることも必要かもしれませんね。

大谷選手最高です!

2021.7.14

MLBのホームランダービー、オールスター戦にアメリカのみならず、日本も熱狂した2日間でしたね。私も日本にいながらカリフォルニアの友人たちとライブで観戦しました。大谷選手は、スーパースターなのに、努力家で温厚で笑顔がまぶしくて、本当にいうことなしです!

 絶賛の声はネット上からもメディアからも聞こえ、緊急事態宣言下の東京にも明るい話題をもたらしてくれています。そんな中、ふと目にとまった記事に、アメリカのスポーツ専門チャンネルのコメンテーターが「ナンバーワンである大谷翔平選手が英語を話せないのは良くないという趣旨の発言したコメンテーターが、謝罪した」というものがありました。もちろん、大谷選手は日常会話に問題はないでしょうし、正しく伝えるために通訳を雇っているだけだと思います。謝罪したことからも、誤った発言だったのでしょう。

 それでも、私たちがハリウッド映画を見る時には、字幕の方が好きな俳優の声が直接届くし迫力を感じられますよね。同じように、大谷選手ほどのスーパースターなら、多くのアメリカの人々が彼自身の声や表現を聞きたいと思っても無理はないですよね。

 大坂なおみ選手は(日本語より英語が得意ですが)英語で話すことで、世界中が「なおみ節」をチャーミングだと感じたり、彼女の声と表現にワクワクしたり、ドキドキしたりしますよね。日本語もかわいらしいのですが。

 私たちは大谷選手や大阪選手のようなスターではないですが、だからこそ英語がスムーズに話せたら「大谷選手のすばらしさ」を世界と共有できるのではないかと思いませんか。

久しぶりの長期アメリカ留学!今月出発します!(社会人編)

2021.7.6

今年の3月大学を卒業した社会人1年目の生徒さん(S君)が、今月中旬、アメリカ留学に出発します。大学卒業と同時に留学を予定して、大学2年生のころから英会話レッスンに通ってくれていました。ご実家の会社を継ぐ予定で、将来的にはビジネスで海外展開することも視野に入れた留学です。

昨年からのコロナ感染症により、留学自体が危ぶまれましたが、その間も着々と英語の勉強をして準備を進めていました。ヴェリータスで、昨年よりアメリカ・カリフォルニアの語学スクールとつないだレッスンを毎月開講しており、彼はその常連として参加してくれていました。はじめは恥ずかしさもあってなかなか積極的に参加できませんでしたが、彼が留学する先の講師やアドバイザーとのレッスンでは、留学が近づくにつれ本気度も増して、4月以降は仕事をしながらもがんばって受講していました。オンライン留学での会話クラスにプレゼンクラスへの参加では、初めのシャイな感じは消えて「今のうちに間違えて、どんどん話そうと思った」と、上達して行きました。

アメリカ側でも講師たちから「アメリカに来たら一緒にでかけよう!」などと現実的な声掛けもあり、また、先月は一足先に留学している韓国人留学生たちも会話レッスンに飛び入り参加で、彼がアメリカに到着したら、同じ学校で会えるといった楽しみもできたようです。

留学先の様子をリアルタイムで知る、留学先にいる講師やスタッフと日本にいながら知り合える、留学先で一緒に学ぶかもしれない外国からの留学生とも顔見知りになれる!!!こんなに安心のできる環境、オンライン化が進んでいなかった1年前には考えられなかったです。留学は、出発・到着時、滞在先到着、学校初日は不安ばかりです。でも、そんな不安を感じずに留学が可能になるなんて、本当に驚きです。

アメリカではワクチン接種が進み、海外留学生の受け入れを開始したため、彼は入学手続き、ビザ申請、大使館での面談など、すべての留学手続きを一人で(ヴェリータスのサポートも少しあり)行いました。もちろん、手続きに関する手数料はかかりませんし、何よりも自分自身で手続きをすることで、留学の目的がさらに明確になってきます。

S君、アメリカからも日本とつなぐレッスンに、今度はカリフォルニアから飛び入り参加してくださいね!

リスニングの効果的な練習法(英検対策)

2021.6.30

英語検定試験において、リスニングは自分で勉強しにくい部分です。学校授業の大半が読み書きであることは変わらず、また、海外旅行などで使う「英会話」とも違うため、試験の目的を理解して、学習をしなければなりません。ラジオ英会話を聞く、CDYouTubeなどで練習することも効果的です。ただし、長期間継続できれば。

 英語でのコミュニケーションの特徴を、日本語で理解し、英語的な思考へと頭を慣らすことができれば近道です。大学受験に向けて、または学校の進級条件として特定の級の取得が限られた期限までに必要な場合は、何度も受かるまで受験することはできません。また、昨年度から導入の共通テストでは、リスニングの配分比率が高くなっています。

正しい手法で、正しい訓練さえすれば、効果的にリスニングが強化でき、英検合格にも有利です。

 その手法とは:
①    今の実力を知るためにまずはリスニング問題(過去問)を実施する
②    聞き取れない、正解が解らない部分を意識してスクリプト(英文)を読んで見る
​③    解らない単語・慣用句などを調べて理解し、文法については解説を聞く
④    内容が分かった上で、音源をマネして音読する
⑤    もう一度聞いて、確かめる

リスニング試験の文法的な難易度は、当然リーディングやライティングよりは低くいため、はじめは全く聞き取れないと感じても、②以降のプロセスを行うことで「な~んだ、思ったより簡単」と感じます。苦手意識も同時になくして、耳をしっかりと開く練習をしていきます。②の文法解説と④の音源をマネして音読するときには、専門の講師に正しい発音かを確認してもらうことが望ましいです。このプロセスを自分自身で繰り返すことができれば、リスニングの高得点が狙えます。ヴェリータスでは、多くの生徒がこの方法で短期間でリスニング力をアップしてきていますので、ぜひ、お試しください。

対面授業の良し悪しは、ケースバイケース!(中高生編)

2021.6.25

ひとりでは勉強ができない、家ではすぐに寝てしまう、さぼってしまう、だから対面授業がいいとよく聞きますが、勉強は本来ひとりするものです。中高生は、毎日学校で、集団で学んでいます。教師が授業中ずーっと教えてくれます。それでも、また放課後に塾に通い塾講師が付き切りで見ていないと勉強ができないというのは、どこか問題があるとは思いませんか。

 塾で勉強できる時間には限りがあります。中学受験のように全く新しいことの連続が展開されるような塾通いでは、講師の解説が必要です。しかし、進学校というわれる中高一貫校に通いつつ、部活にも入り、いったい塾で何時間勉強できるのでしょうか。大学受験に向けては、毎日のように塾・予備校の自習室に行き、平日4,5時間/日、週末8~10時間/日と勉強をする高校生もいますが、この8~10時間の自習を講師は付き切りで見てはくれません。ですから、多くの映像授業型の予備校(今や主流です)では、自習室で寝ている生徒も多く、大学生アルバイトが時々見回り起こしてくれているようです。

 塾で授業を受ける時間は、進学校の中高生であっても通常1コマ60~90分程度です。たったこの1時間の勉強だけでは成績の向上や難関大学への合格は難しいです。成績が上がる、合格する人は、みな独自に自主的に勉強をしています。まずは、どうしたら勉強ができるかやりながら考えてみませんか。眠くなってしまうのであれば、眠くならない方法を考えてはどうでしょうか。自分にとっての適正な睡眠時間をみつける、眠くならない時間帯をみつける、眠くならない場所をみつけるなど、まずは「みつけて」みましょう。

あなたが眠くならないように見張ってもらうために、高い受講料を払うことはすすめません。自主学習ができるようになるために、塾の1時間、2時間を最大限活用しましょう。

日本語力、言葉を明確に話し使う力が、英語力アップの鍵(中高生編)

2021.6.18

中高生はLINESNSDMなどで、なるべく省略して短い言葉でコミュニケーションを取っている昨今です。友達と仲間内での楽しいおしゃべりには、それもよいと思いますが、語学を学ぶ場合には、切り替えてはっきりと最後まで伝えること、主語と述語を明確に話すこと、時制に気をつけることなどができるかどうかで、学習効果は大きく違ってきます。

塾などの集団授業は、生徒は基本的には受身ですので発言することは少ないです。新しい内容についてその解説を聞く場合には意味がありますが、学校授業と同じく求められる力は「先生の話をしっかり聞く」ことです。しかし、学校以外に通う塾では、学校とは違う方法で学べると普段使わない脳の活性化になります。積極的に自分の考えを伝える、わからない個所を明確にして質問することができるようになると、学んだことが知識としても定着しやすいです。

その時に必要なことが、十分な日本語力です。何を聞いても「だいじょうぶ~」「それな~」「みたいな~」と話しを終わらせてしまっては、話す力のみならず、読む力も書く力もつきにくいです。大学受験に耐え得る英語力を身につけるためには、まず「明確に日本語で質問ができる」「明確に自分の考えを述べる」ことが重要です。これは、日本語でしか伝えられませんし、その日本語力も強化が必要です。そんな時、英語はネイティブ講師から学ぶのが一番とは簡単には言えませんよね?まずは、自分の国の言葉ではっきりと英語のルール(文法など)を学び、受験に向けて十分準備をしましょう。

 経験豊富な講師であれば、授業中に個々の生徒の日本力の弱さを見つけることも可能です。日本語もあわせて英語力向上につなげていけます。例えば、英訳問題では、確実に日本語力・漢字力が必要です。漢字が分からない、日本語で情景がイメージできなければ、英訳することは困難です。

 英語は世界中の人が話す言葉です。しっかりと基礎を身につけてさえいれば、将来英語を話せるようになることは、難しくありません。ヴェリータスのオンライン留学では、アメリカ在住の日本人も生徒として参加していますが、比較してヴェリータスの生徒さんは「文で話すことができる」と現地の講師にいつもほめられます。アメリカに暮らしていると「単語」だけでも生活はできてしまいます。ただし、文で話せなければ、自分の思い・意見や微妙なニュアンスは伝えらません。中高生は、英語と同時に国語も強化して、受験に対応していきましょう。

オンライン学習は効果的か?(社会人編)

2021.5.28

大手英会話スクールが海外(フィリピンなど)にいる講師と直接会話練習のできるオンラインレッスンを長きにわたり提供してきており、あまり目新しいものではありませんね。英会話を学ぶ目的は人それぞれです。海外旅行で少しでも話せるようになりたい、仕事で必要、転職や就職に有利だからなど。

コロナ禍の中、多くの英会話スクールで大きく減った受講者層は、海外旅行目的の方々のようです。まあ、渡航できない上に、先も見えにくいのですから、当たり前ですね。特に、意欲的だった元気な高齢者の方は、さらに感染も怖いですから自粛気味にもなっていますね。ワクチン接種が遅ればせながらも、少しずつ進み安心して高齢者のみなさんが外出できるようになる日が早く来るとよいですが、海外旅行はしばらく様子見ですね。

反面、英会話スクールに通っていた社会人の方々は、もともと仕事上の必要性が高かったこともありますが、オンライン化が一気に進み、従来なら海外出張で対応していたビジネスが、なんとオンライン会議で代替されることも増えてきているようです。海外出張なら、物理的に渡航が可能な人、それもさほど大人数ではないので「自分」の順が回ってくるはずもなかった出張予備軍の社員にも、オンライン会議の招集がかかっています。何か発言しないとマズいですよね…。でも、Hello, how are you?--I'm fine, thank you で済むわけもなく、日ごろから、ビジネス力、英語力、そしてオンライン上での対応力を鍛えておきたいですね。

私も長年外資系企業に勤務し、以前はテレコン(電話会議)で世界中のお客様や同僚と打合せをしたものですが、顔が見えたらどんなにやりやすかったかとしみじみ思います。先日、ひょんなことからSNSで以前勤務していた会社の同僚たち(同じチームで働いていた)とつながり、zoomでつないで同窓会のようなものを行いました。日本、香港、シンガポール、インド(今は感染状況が心配)、ドイツ、スイス、イギリス、ニューヨークの仲間30名くらいと、全員が参加可能な時間帯(日本時間22:00~)に近況報告や想い出話をたくさんしました。本当にオンラインの発展に感謝、感謝です。まさか、こんな日が来るなんて、リーマンショックやムンバイでのテロ事件なども含め苦しい時、一緒に乗り切った仲間との再会には、涙が出そうでした。そして、世界的パンデミックの中でも、みな無事に暮らしていること、新たなチャレンジをしていることを知って、世界は動いているな~と実感しました。

オンライン化により、ヴェリータスでも昨年夏より学生向けの「オンライン留学」、昨年末より社会人向けの「朝活オンライン・レッスン」を、アメリカ・カリフォルニアとつないで毎月実施しています。アメリカで今何が起こっているか、例えばワクチン接種状況はどうかなどもリアルタイムで現地の人たちから聞くことができます。外資系に勤務していなくても、英会話スクールで世界の動きを肌で感じることができるなんて、すてきだと私は思っています。英会話レッスンという小さな枠ではなく「外を知る」「外を見る」そんな可能性もオンライン英会話なら可能です。

オンライン学習は効果的か?(中高生編)

2021.5.21

今年の第2回目の英検試験日程が近づいています。英検対策って、誰かに教えてもらわないとできないと思っている方も多いようですが、従来型の試験は年に3回、最近ではコンピューター活用試験で、さらに受験頻度が高くなり、問題集も解説本も膨大な数が売り出されているので、英検対策用に塾に通う必要はあまり感じません。

ただ、作文や二次面接対策は、ちょっとやっかいですよね。昨年、英検1級受験の対策をしたいと通ってくれた高校生(国立大医学部に自力で推薦合格した後に!)でも、ネックは作文です。解答がないため、自分で点数が取れているかどうか判断できないからですよね。だって、優秀な英語講師でも英検は1級までしか取得できないんですから、1級レベルの生徒に語彙や文法面で教えることってないですものね(笑)。

それで、この1年間オンライン授業を実施してきて本当にすばらしいと思っているオンライン授業の便利な点の一つは、英作文の練習!作文を授業で指導する時には、宿題にして事前にメールなどで講師に送付してもらって授業をしますが、時々「時間がなくて書けなかった」「あーすっかり忘れていた」なんて生徒がいます。ここからが、オンライン授業の素晴らしいところ…授業中には作文は書かせません(画面越しに生徒が書く姿をじーっと見ていて授業料をいただくことはできませんから!もちろん、講師も退屈です)。授業後にそのまま机から離れず、作文を提出してもらいます。英検の作文って、例えば準2級や2級なら、せいぜい20分程度で問題を読み→作文を書き→見直しを行うことが必要なので、さすがに20分程度の時間がないという生徒はいません。ヴェリータスでは、やや時間を短縮して書く訓練もしていますので、さらに机に拘束される時間は短いですよね。これは、いいです!誰も逃げられないので、高校性男子もちゃんと提出してきます!同時にメール活用もバッチリ!

塾に通っていたらこうはいかないです。授業後に荷物を片付けて自転車や電車に乗って帰宅して「あーつかれた」と夕食やお風呂などなどと時間が分断されてしまうので。大人も同じですよね、会社から帰宅してすぐに、会社の仕事の続き作業にかかることなんて嫌ですよね~。時間の分断を生まないオンライン授業は真剣に勉強する必要がある中高生に最高です!

こんな現象が起きています!
特に、成績向上中の生徒や高偏差値校でがんばっている生徒にオンライン学習は好まれています。ヴェリータスでは、月に数回対面授業を行っていますが、多くの生徒は時間の効率性を肌で感じてか「対面授業に行かなくてもいいですか~」「オンライン授業だったらコマ数増やしたい~」などの意見も。マンツーマン指導のヴェリータスでは、学校と違って友達と遊べる訳でも、楽しい行事がある訳でもないですから、集中した60分(通常の高校性の1コマ時間)後にクールダウンとして、問題を解いたり復習して確認したりするプロセスに充実感を感じているのかもしれません。

1対1の完全個別指導型(マンツーマン)なら、オンライン授業は効果的です!
集団授業の場合はオンライン授業では発言しない生徒がいたり、他の生徒が気になってしまって集中できなかったりと効果が半減することもあるかもしれません。ただし、マンツーマンなら、遮る空間もなく気になる周りの音もなく、講師は生徒の目の動きや表情まで細かく確認することができます。視線は画面のみで、板書で気が散ることもなく、さらに授業中の板書内容は記録して授業後にメール添付で送付までできます!!!

オンラインが便利な点は、コロナ感染症はもちろんオンライン化の大きなきっかけですが、最近の天候不順、大雨や大雪の中の塾通いも不要です。オンラインには抵抗があるという親御さんもいますが、スマホで問題なく授業を受けている生徒もいますし、何よりもネットやテクノロジーは子どもが大好きなものですから、DSゲームができるなら、Wii Uができるなら、YouTubeが観られるなら、問題はありません。

そして、日本の中高生は、あまりに忙しい。個人的にはあまりいいとは思いませんが、学校行って、部活やって、塾に通って、週末になると模試受けて、さらにロボット教室やピアノ教室、テニスやサッカーのクラブチーム所属などなど、予定もデジタル管理が必要なほどですよね。であれば…、せめて英語学習はオンラインで効率的に、授業の始まる1分前までおやつ食べていられます、授業終了1分後にベッドに横になれます。作文の宿題さえ忘れていなければね(笑)。

私たち講師も時間に縛られず、生徒の必要なタイミングで負担なくサポートできます。もちろん、夜中の2時のLINEには翌朝返信したこともありますが。

中高生の本当の自主学習とは?

2021.5.14

中高生の中間試験の時期です。みなさんとってもがんばっていますが、試験科目の多い私立の中高一貫校では試験日数も長く、体力と気力も維持しなければなりません。普段から自分自身で勉強をできる力、そうですね…勉強する「習慣」が必要ですね。

「自学(自主学習)」が大事なことは誰にでも分かりますが、そもそも自学って具体的に何を示すのでしょう。小学校であれば学校から帰って自分で宿題を済ませる...「自学」ですね、きっと。でも、私立の中学生ましてや高校性が、帰宅後宿題を済ませて「自学」をしているとはいわないですよね。

ヴェリータスの生徒には自分で勉強できる力を身につけられるよう、授業中にひとりで問題を解くだけの演習は極力していません。「問題を解く」行為が自学の入り口でです。その後、解らないところを自分で調べて(積極的な辞書の活用指導をしています!)なぜ間違えたか考えてみる。そして、次は自分で確信を持って解けるようにすることが自学のプロセスだと考えています。その課程でどうしても自分では解らないところを授業中に講師に質問する。この方法であれば1週間に1回のヴェリータスの授業でも十分成績向上が見込まれます。

こんな現象が起きています!
今まさに定期試験期間中!明日の試験科目の解らないころをどうしても聞きたい!次の塾の授業までは待てない!だから…塾の予約日ではないけれど、講師に思い切ってLINEで質問!この勇気は、自学の基本です。自分からどうしても解りたい、どうしても試験には間に合わせたいという気持ちが大事です。ヴェリータスでは臨機応変に対応します。LINEで返信したり、必要なら電話で対応します。「1点でも高い点数を取りたい」気持ちのある生徒は、点数を上げる可能性が高いので、私たちはLINEでの質問、大歓迎です。すでに本当の自学が身についていますね!

たとえば、塾に来させて留め置いて自習をさせるとか、誰かに見張ってもらって勉強をさせるとか、それは「自学」ではないでしょう。自ら勉強できるように、願わくば、したくなるように指導することこそが、学習塾の役割だと思っています。(難しいですが…)

でも、自主学習は誰にでもできます!
毎日淡々と勉強することを習慣化・ルーティン化することです。試験前だけ徹夜で勉強するなんて古めかしいことは、さすがにしていないでしょうが、もししている方がいたら徹夜は生活リズムが崩れるのでお勧めしません。今まで、成績が上がってきた生徒を見てきて、一番「楽」な方法は習慣として勉強することに思えます。勉強を日常に!

サザエさんでもいつもカツオ君が「勉強しない!」と叱られていましたが、今でも多くのご家庭で親御さんが「勉強しない」と口を酸っぱくしているのではないでしょうか?最近は「Youtubeばかり見ていないで!」「ネットゲームばかりしていないで!」との追加セリフもあるかもしれませんが(笑)。親に言われて渋々とする勉強も、もちろん自学ではありません。

自学ができるようになるには個人差があります。3ヶ月程度で自学手法をバッチリと身につけてしまう中3生もいれば、高1になってもなかなか習慣化しない生徒や、中2から3年程度かかって高2で自学をものにしてクラスで1番の成績を取ることのできた生徒など、様々です。

もし、お母様やお父様がこのブログを読んでくださっていれば、自分のお子さんの性格やタイプ、習慣を客観的に見て、早めに始めた方がよいか、飲み込みが早いタイプなので焦らなくても本人が後半になって力を出してくれそうかなどを考えてみてください。

ヴェリータスは英語指導に特化しています。英語で自学が実現できれば、他科目でも大丈夫だと思います。自主学習習慣を身につけて、この大変な中学・高校生活を余裕を持って乗り切っていって欲しいです。他にも学ばなければならない生きるすべもきっとたくさんあるでしょうから。

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