スマホ翻訳機やAIの進歩、Google Mapなどのテクノロジーにより、もはや海外に出かけて言葉がわからなくても不安になることが少なくなっています。インバウンドで見かける多くの外国人観光客もスマホで、電車の乗り継ぎ、観光地への道案内、レストランや土産物店などの情報を母国語で検索しています。便利になりました。
kあ先日何十年ぶりに日本を訪れたアメリカ人の友人と会いました。一瞬にして懐かしい当時に戻り、会えなかった期間のお互いの暮らしぶりについての話は尽きず、とてもとても楽しい時間になりました。アプリで買い物や食事の注文はできても、仕事や子育ての悩みを旧友と話すことはできませんものね。さらに、食事をした都内のレストランでは、スタッフが英語を話すので注文や料理の説明はすべて英語でお願いしたため、来日した友人も日本にきて久しぶりに気兼ねせず、ゆったりとした時が過ごせたと大喜びでした。
仕事で必要な英語を話すことはもちろんですが、友人とのたわいもないおしゃべりの後に「英語が話せてよかった」としみじみ感じました。人と人とのつながりは、やはり言葉の上に成り立っているのだと、私は思っています。