あと数日でスポーツの祭典も終わります。選手の活躍に大いに感動していますが、サステイナブルなオリンピックを目指し、競技施設の95%を既存や仮設の施設を利用していることにも感動です。

憧れの都パリのコンコルド広場でのスケートボード、グラン・パレ(1900年/明治33年パリ万博のために建設)でのフェンシング、ベルサイユ宮殿での乗馬、エッフェル塔前のビーチバレー、さらには予想外にタヒチでのサーフィンなど、文化とのあまりにすばらしい融合に感激しっぱなしです。東京五輪では、汚職など不名誉な事件が多発するほど大金が動いて、様々な新しい施設を作り財政圧迫などと聞くと、フランスの思い切った発想には驚かされ、羨ましいとさえ思えます。

選手村の不備や食事内容や量の問題、衛生面や交通渋滞など、パリでも多くの問題があるのでしょうが、少しくらいの不便さには寛容になることも、個人的には大切かな~と思っています。男子バレーボールの試合中に会場が停電しても、観客はコンサート会場のようでかえって楽しんでいたとか。

きちんと正確に清潔にミスなく行うことが日本では大切で、最近では若者たちも非常に常識的に行動発言しますね。試合に勝っても「支えてくれた皆様のおかげ」、負けると「応援してもらったのに申し分けない」と…。誰よりも努力して勝ったら大いに自慢して、負けたら大いに悔しがる、そんな純粋さが懐かしいです。阿部詩選手が負けて号泣する姿に、私は何よりも感動しました。彼女の悔しさがドーンとテレビのこちら側まで伝わって、清々しさすら感じました。

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